永く愛用したいカトラリーと器のお手入れ方法
2024/03/21
食卓を彩る上質なカトラリーや器は、その美しさを長く保つために正しいお手入れが不可欠であり、保管方法も留意する点があります。
今回は、そのポイントについて詳しくご紹介したいと思います。
目次
使用後のお手入れについて
一般的には、食器用洗剤とスポンジを使って手洗いすることが推奨されます。なぜなら、食器洗い機は品質の良いものであっても、カトラリーや器の素材によっては傷みや汚れの原因になることがあるからです。
それでは、お手入れ仕方について素材別にお話しします。
【陶器や磁器】
まずは食べカスや汚れをお湯で洗い流しましょう。その後、中性の食器用洗剤を使用して優しく洗います。堅いブラシや研磨剤を使うと表面が傷つく場合があるので、柔らかいスポンジや布を使うようにしましょう。
また、一度に多くの器を洗う場合は、他の器と擦れることがないように注意してください。
【ガラス製の器】
食器用洗剤と柔らかいスポンジを使用して洗いましょう。また、洗い終わった後は水滴や指紋がつかないように乾いた布でしっかりと拭き取ります。
【カトラリー類】
金属製のカトラリーは汚れや水滴が付着したまま放置すると、傷や錆の原因になりますので、細部まで確認し、汚れが付いている箇所を丁寧に手洗いしましょう。そして、洗浄後は柔らかい布やスポンジて優しく拭き取って しっかりと乾燥させることがポイントです。
保管方法について
カトラリーや器の素材によっては、洗浄した後の保管方法にも留意する必要があります。
それでは素材別に保管方法についてお話しします。
【陶器】
陶器は呼吸をしているため、湿気を吸いやすい性質です。保管する前にしっかりと乾燥させて水分を残さないようにしましょう。
重ねて保管する場合は、陶器同士が直接触れないように薄紙などを挟んでおくと良いです。
割れやすいため、重ねて保管する際はクッション材やティッシュペーパーなどを挟んでおくと良いでしょう。また、日光や高温多湿の場所は避け、風通しの良い場所で保管するようにしてください。
【磁器】
焼成温度は高く、密度が詰まった硬い器になり、陶器に比べて丈夫なので、使い方は少し楽です。重ねて保管する際は、陶器と同様に薄紙などを挟んでおくと良いです。
【ガラス製の器】
ガラス製の器は割れやすいため、丁寧保管しましょう。重ねて保管する場合は、クッション材を挟んでおくと良いです。
直射日光を避け、温度変化の激しい場所に置かないようにしましょう。
【真鍮製カトラリー】
真鍮製のカトラリーは、湿気や水分が付着したまま保管すると黒ずみや錆が発生する恐れがあります。保存時には湿度を取り除く工夫をすることで、素材の美しさを長く保つことができます。またカトラリートレイや専用のストレージボックスを使用すると、整理整頓された状態で保管することができます。
カトラリーや器を永く愛用するために
カトラリーや器の適切なお手入れ方法や保管方法についてアドバイスについて述べてきましたが、いかがでしたでしょうか。
素材によって細かい注意点は異なりますので、具体的な素材や製造元の指示に従うことも重要です。
上質なカトラリーや器は、適切なお手入れを行うことでその真価を発揮します。美しいデザインや高品質な素材を永く愛用するために、正確なお手入れを心掛けることが大切なのですね。
ぜひ本記事を参考に、適切な方法でお手入れをして、お気に入りのカトラリーや器を長くお楽しみ下さい。